宅録のダブマナー
Flying Lizards “The Secret Dub Life of the Flying Lizards”
2011.
02.04
Flying LizardsことDavid Cunninghamはプロデュース業においても要所要所で活躍している。This Heat・Plais Schaumburg などなど。Flying Lizards名義の諸作においても感じられるが、本作においては同氏の編集・カットアップがJah Lloydを「ダブマナー」に倣ってビュンビュン状態。そもそもダダロックとよばれるように、出発点が違う。Captain BeefheartがTrout Mask Replicaまでの諸作を経てきたように、Gray Scaleからの出発によるロック・ポピュラーミュージックへのアクセスはどうしても綻びが出てくる。中心への直線として音楽にアクセスするのか、自分を中心に置き広がっていく興味・嗜好を貪るのか。Dubダビング録音。そこのフラットさ。Lee Perryによるプロデュースによる作品との聴き比べもまた良きもの。